株の夜間取引での株価や流動性について

夜に取引ができるので今後いろいろと利用できそうな夜間取引ですが現在のところいくつかの注意点があります。

夜間取引では昼間の取引とは異なり株価は需給や各種材料などを反映しているとは限らず証券会社が決める価格も妥当かどうかは自分で判断する必要があります。

また私設取引システムにおいては、東証などの取引所に比べて、一般的に注文件数や数量が少なく流動性が低くなるので昼間の取引で活発に売買されている銘柄でも、全く約定されないことも考えられます。
特に一本値のシステムを採用している場合は売り方、買い方の一方に偏った場合取引ができないこともあります。

さらに以前、東証やジャスダック取引所のシステムで問題がありましたが私設取引システムでも障害発生の可能性は排除できません。

以上いくつかの点を考慮の上、夜間取引に参加するようにしましょう。

各証券会社がいろいろな夜間取引サービスを提供していますが初期の頃にサービスを開始したDLJ証券のムーントレードは利用者が伸びずに取扱いをやめたようです。しかし現在、カブドットコム証券のオークション方式の夜間取引のようにとても興味深いサービスも始まっています。また今後夜間取引の参加を検討している証券会社もあるようです。
昼間の取引に加えて利用してみてはいかがでしょうか。

追記
それと現在、各証券会社の夜間取引で売買できるのは現物取引だけのようです(2007年7月現在)。

少し前にカブドットコム証券で昼間に買い損ねた銘柄を夜間取引で買おうとしたのですが現物のみのため資金不足で買えなかったことがありました。できれば信用取引でも売買ができるようにしてもらいたいものです。

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