「マネックスナイター」のしくみ

取引方式

マネックス証券のマネックスナイターでは当日の株価がストップ高、ストップ安で終了した場合などの一部の例外を除いて「原則、取引所が公表する当日の最終値段による一本値」となっています。最終値段は最終約定値段(終値)となることが多いですが、終値がない場合は最終気配値となります。ですのでマーケットメイク方式のように自分の想定していたよりも高い株価で買ったり低い株価で売ったりしてしまうことがありません。

売買の約定については株数の一致(注文数が合致した範囲)で行います。とてもわかりやすい方式ですが売買が成立するには売りたい人と買いたい人がいなくては成立しません。売りたい人や買いたい人の一方に売買希望者が偏ると売買が成立しにくくなるというデメリットもあるので注意が必要です。この点については気配値で約定させるマーケットメイク方式の方が優れているといえます。

取引時間
マネックス証券のマネックスナイターでは17:30から23:59まで取引ができるのでサラリーマンなど昼間取引ができない人には便利です。

取引手数料
通常の株の売買では売買金額により手数料が高くなることが多いですがマネックスナイターでは売買金額や取引枚数に関係なく一律500円となっています。

取り扱い銘柄
3,000以上の銘柄を取扱っています。

マネックスナイターの取り扱い銘柄についてはこちら

取引価格
マネックス証券のマネックスナイターでは気配値で約定するマーケットメイク方式などとは異なり原則、当日の取引所終値が基準値になり株価が変化しない一本値なので株初心者にもわかりやすいです。

チャンス銘柄について
マネックス証券のマネックスナイターでは原則当日の終値が基準値になりますが、取引所における終値の上下7%の範囲内でマネックス証券が決定した特別価格で売買ができる「チャンス銘柄」というものもあります。
昼間の取引で買えなかった銘柄でもマネックスナイターのチャンス銘柄を安く買って翌日株価が上昇すれば利益を狙うということもできます。
※チャンス銘柄は毎日変動します。

ただし注意しないといけないのは、このチャンス銘柄はマネックス証券が一定のルールに基づき決定した価格を提示するものなので、特定の銘柄を推奨するものではないということです。あくまでも売買は自己判断でということになります。

マネックスナイターのチャンス銘柄についてはこちら

その他の特徴
マネックスナイターの取扱いはマネックス証券だけではなく丸三証券でも取り扱っています。ですのでマネックス証券に口座がなくても丸三証券に口座があればマネックスナイターを利用することができます。丸三証券はマネック証券に注文を依頼する形で取り扱っています。

管理者のひとこと

マネックスナイターの良い点はやはり一本値という株価のわかりやすさですね。マーケットメイク方式だと売買する株価がわかりにくいですが、マネックスナイターの株価は動かないので売買のタイミングを考える必要がない点がわかりやすいです。
昼間買い損ねた銘柄を夜間取引で買って翌日以降の株価の動きを見るなど昼間の売買の補助的な使い方も考えられますね。

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